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■おしらせ

2025/06/02
令和7年7月のドクタースケジュールを追加しました。
2025/05/01
令和7年6月のドクタースケジュールを追加しました。

■初めて受診される方へ

患者様の来院集中による混雑を緩和し、待ち時間を平準化しスムーズな診療を行う為、問診表のご記入をお願いしております。
下記のものを事前にダウンロードして頂き、ご記入のご協力をお願い致します。

問診表ダウンロード

近視進行抑制治療

当院ではお子様の近視がすすむのを点眼で抑える近視進行抑制治療をおこなっています。近視抑制治療は自由診療となります。
詳しくは眼科受付までお問い合わせください。

子供の近視について

子どもの近視は主に眼球が楕円形に伸びてしまう(眼軸長が伸びる)ことが原因です。眼球は体が成長する時期に伸びることが多く、特に低年齢の頃に早く伸びる可能性があります。
また、眼軸長は一度伸びてしまうと戻ることはないため、小児期の段階で眼軸長の伸びを抑えることが大切になってきます。

正常な目と近視の目の比較図
近視進行抑制治療について

本治療は近視の進行を抑制するものであり進行が完全に止まるわけではありません。また、この治療によって視力が回復するわけではありません。
近視の程度に応じて眼鏡・コンタクトでの視力補正が必要になる可能性があります。

近視進行抑制治療の概念図
効果について

シンガポール国立大学の臨床試験で、0.01%アトロピンの近視抑制効果が証明されました。

参考文献:Chia A et al. Atropine for the treatment of childhood myopia; safety and efficacy of 0.5%, 0.1%, and 0.01% doses (Atropine for the Treatment of Myopia 2). Ophthalmology 119: 347-354. 2012.

上記の表は、濃度の異なるアトロピンを点眼し、近視抑制の効果を2年間に渡り研究を行ったものです。
横軸は期間を表わしており、縦軸は近視の強さを表わしています。縦軸はマイナスが大きいほど、近視が強いという意味です。比較対象としてアトロピンを点眼していないグループ(△の印)があります。
アトロピンを点眼する事で、点眼していないグループに比べて近視の進行が抑制されている事が分かります。

現在、日本でも7大学(旭川医科大学、大阪大学、川崎医科大学、京都府立医科大学、慶応大学、筑波大学、日本医科大学)にて臨床研究が始まりました。当法人でも国内臨床研究と同じ目薬を使用します。

点眼薬について

当院では「低濃度アトロピン点眼液0.025%(リジュセオ®ミニ)」で近視抑制治療を行っています。
※「低濃度アトロピン点眼液 0.01%(マイオピン)」は取扱終了となりました。

低濃度アトロピン点眼液 0.025%(リジュセアミニ)
低濃度アトロピン点眼液のパッケージ画像
料金(税込)自由診療
点眼薬代(1箱30日分) 4,380円
診療・検査代 3,300円
  • ・上記費用は保険適用外のため 消費税がかかります
  • ・紛失等で再処方となった場合、1箱(30日分)につき4,380円頂きます。
治療概要
  • 対象:6~12歳の軽度または中程度の方
  • 用法:1日1回、就寝前に1滴ずつ点眼
  • 通院:おおむね3か月ごとに診察・検査を実施
  • 開始:医師の説明後、ご同意いただいてから治療開始

ご来院と初回検査

初めての方は、院長の診療日にご来院ください。
初診時には、再屈折検査を行います。(後日となる場合がございます。)

点眼開始より3か月まで

点眼後の眼の状態、使用状況に問題がないことを再診で行います。点眼を開始してから1ヶ月後、およびその後3ヶ月間は、毎月ご来院ください。

点眼開始3か月以降

医師の判断により1~3か月毎にご来院ください。

  • ※初回で受ける再屈折検査は瞳孔を開く目薬を使用して検査するので1~2日程見えづらい状態が続きます。再屈折検査の受付時間は通常の受付時間と異なります。
  • ※近視の進行が安定化する10代後半まで治療を続けることが望ましいです。治療が終了した後も、近視が進んでいないことを確認するために定期的に眼科を受診しましょう。
  • ※点眼薬は診察の翌日以降のお渡しになります。
主な副作用(まれ)
  • ・まぶしさ、光が眩しく感じる
  • ・軽度の散瞳(瞳孔が開く)によるピント調節しづらさ
  • ・目のかゆみ・充血など
  • ※副作用が生じた場合は、すぐに当院へご連絡ください。
ご注意ください
  • ・本治療および近視に関わる検査・眼鏡合わせ等は すべて自由診療扱いとなります。
  • ・他院で同治療を受けている場合、当院で近視に関する保険診療はできません。
  • ・処方には医師の診察が必要です。無診察での処方は行っておりません。